国内レポート

世界の貧困をなくすために、47都道府県で3万1389人が行動を起こしました。国際機関やNGOはもちろん、企業・労働組合・学校などの取り組み、友達や家族との気軽なアクションなど、過去最高の933グループから報告が届きました。

藤田幸久財務副大臣との会合を行いました

2012年2月8日(水)、STAND UP TAKE ACTION(スタンド・アップ)を主催したNGOネットワーク「動く→動かす」は、藤田幸久財務副大臣との会合を行いました。スタンド・アップに全国から寄せられた想いを届け、世界の貧困解決とミレニアム開発目標(MDGs)の達成に向けた日本政府のさらなる貢献を訴えるためです。

成果報告と高校生による参加者代表スピーチ


まずは、「動く→動かす」の代表メンバーが、毎年世界貧困デー(10月17日)前後にキャンペーンを行っており、2011年は国内47都道府県から3万1389人の参加があったことなど、キャンペーンの概要や結果を報告。また、「震災復興と世界の貧困解消はつながっており、両立させることが大切だ」という声が東日本大震災の被災地からもたくさん届いていることを紹介するとともに、「日本政府には震災復興と世界の貧困解消の両方に取り組んでいただきたい」という要望を伝えました。

続いて、参加者を代表して同席した岩手県立不来方(こずかた)高校3年生の高橋祥夏さんと八木夏海さんがスピーチを行いました。不来方高校は毎年キャンペーンに参加していて、2人は2011年のキャンペーンメインイベント「震災をとおして見えた世界と日本」にもゲストとして登壇した18歳の若者です。

2人はまず、東日本大震災直後に訪れた留学先で日本への支援活動を目にし、そこから「援助のあり方」を学んだこと、現地で称賛されたつながりや思いやり、助け合いを大切にする日本人の心を、これからも大切にしたいと思っていることなどを発言しました。

その上で、「被災地のために行われた多くの協力に感謝している。でも、中には心を大きく傷つけられるものもあった。私たちの本当の声に耳を傾けて欲しい。若者は政治や日本の状況にあまり関わろうとしてこなかったけれど、この震災を経て、被災地の若者こそが声を大きくしていかなくてはならないと考えている」(八木さん)、「被災した一人ひとりが苦しみや悲しみを一生抱えていく。でもこの辛さを克服して乗り越えることが私たち若者の使命であり、世界のあらゆる困難を救う強さに結びつけたいと強く思う。日本から世界を変えていけると信じている」(高橋さん)と、被災地の若者としての想いを伝えてスピーチを締めくくりました。

 

「貧困のない世界」を実現するための要望と藤田財務副大臣のご発言

会合の中で、「動く→動かす」からは次の2つの要望をお伝えしました。

  • 教育や保健などの分野で確実な進展が見られるミレニアム開発目標(MDGs)達成のために、今以上の取り組みをお願いしたい。
  • 2015年以降も貧困をなくすための取り組みが継続されるよう、日本政府がリーダーシップを取って欲しい。

藤田財務副大臣からは、

  • これまでパキスタンやインドネシア、ハイチなどでの災害支援にも関わっており、困難への支援に国境はないと考えている。
  • 高橋さん、八木さんのメッセージを関係閣僚や党の議員に読んでもらうようにする。
  • 途上国の債務帳消しキャンペーン「ジュビリー2000」での自身の経験から、世論や雰囲気の後押しが重要と感じている。

などのご発言がありました。

藤田財務副大臣には3万人を超える市民が行動したことを真摯に受け止めていただき、会合はは予定を大きく上回る約40分間行われました。

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イベントピックアップ

メインイベント「震災をとおして見えた世界と日本」


スタンド・アップの大きなロゴマークやMDGsの旗を掲げて渋谷をぐるりと1周。貧困解決をアピールしました。パレード後は、国連大学でのトークライブ「震災をとおして見えた世界と日本」へ。サッカー元日本代表の北澤豪さんやスリランカから来日したゲストなどの話に耳を傾けました。

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それぞれが何かを感じたメインイベント第2部

 

反貧困世直し大集会2011 震災があぶりだした貧困

国内の貧困問題に取り組む反貧困ネットワークもアクションに参加。反貧困世直し大集会2011「震災があぶりだした貧困」に集まった290人が、「石巻国際まつり」に参加するために来日したゲストのかけ声とともに立ち上がりました。

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石巻国際まつり詳細レポート

 

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